2013年4月4日木曜日

派手なエフェクトと500種類以上のカードがプレイヤーを飽きさせない“ド派手カードデッキRPG”「もののけ

 スパイク?チュンソフトは8月8日,iOS / Android向けアプリ「」の配信を開始した。“ド派手カードデッキRPG”と銘打たれた本作は,文字どおり派手な演出をウリとする,基本プレイ無料/アイテム課金制のカードバトル型ソーシャルゲームだ。 アプリ形式のソーシャルゲームということもあって,インタフェースや操作性は快適そのもの。フリックでのカード移動やページ切り替えが地味に嬉しい  スパイク?チュンソフトといえば,「喧嘩番長」シリーズをはじめとしたアクションゲームや,「ダンガンロンパ」「かまいたちの夜」シリーズなどのアドベンチャーゲーム,「不思議のダンジョン」シリーズや海外ゲームのローカライズタイトルなど,幅広いジャンルを提供するゲームメーカーとしておなじみだが,ドラゴンクエスト10 RMT,の記事でもお伝えしたように,今年はスマートフォン向けソーシャルゲームにも力を入れている。  そんな同社がリリースした本作は,「興味はあるけどあまりプレイしたことはない」というソーシャルゲーム初心者にも,比較的入りやすそうなタイトルに仕上がっているので,さっそく紹介していこう。  本作の舞台は“もののけ”が存在する和風ファンタジー世界。時の帝が,もののけを閉じ込めていた“百鬼夜行の絵巻物”の封印を解いてしまったことから,世の中は混乱に陥った。そんな中,もののけを使役できる能力の持ち主達は「この力があれば天下が取れる!」と立身出世を夢見るのだが,プレイヤーも,そのもののけ使いの一人というわけだ。 探索中,アイテムが入手できるつづらを発見したり,もののけとの戦闘が発生したり,ほかのもののけ使いと遭遇したり……とさまざまなイベントが用意されている  ゲーム内容は,5枚の“絵巻”(もののけカード)で“陣”(デッキ)を組んで,クエストに相当する“探索”や,ほかのプレイヤーとカードデッキバトルを楽しめる“対戦”,ドラゴンクエスト10 RMT,手強い“族長”を相手に仲間と協力して戦う“合戦”を行いながら,もののけ大戦の頂点を目指すというもの。探索や対戦を行うための行動力/出陣力は,時間の経過やレベルアップ時,特定のアイテムを使用したときなどに回復するという,ソーシャルゲームでは一般的なシステムが採用されている。 文倉十氏やワダアルコ氏など,著名なイラストレーターが多数参加している点も本作の見どころ。妖怪テーマのカードゲームは少ないので,好きな人なら遊ばない手はない “強化”で絵巻をパワーアップさせていけば,お気に入りの絵巻とともに末永く戦える  とはいえ,そこはスパイク?チュンソフトの手がけたソーシャルゲーム。コンシューマメーカーらしいこだわりが随所に盛り込まれている。分かりやすいところでは,何と言っても戦闘エフェクトの豪華さだろう。対戦時には,発動する“役”(後述)ごとに違った演出が挿入されるので,陣に役を仕込めば仕込むほど,バトルの爽快感が高まっていく(もちろん,演出をスキップすることも可能)。  上で触れた役とは,トランプのポーカーの役のようなものだと考えると分かりやすい。本作の絵巻には,火や水といった属性,霊や獣といった系統,漢や麗といった性別が設定されており,それらを一定数以上陣に組み込むと役が成立するのだ。役には攻撃/防御に関するさまざまな効果が設定されているので,単純な攻撃力/防御力だけを追求していても,強い陣は組めない。  そのほか,特定のもののけの組み合わせで発動する“隠し役”も存在するなど,研究しがいのあるシステムになっている。このあたりは,一般的なソーシャルゲームよりも,さらにゲーム性の強い部分と言えるだろう。  なお,本作では複数の陣を保存し,目的や相手に応じて使い分けることもできる。属性や役をライバルに最適化したものや,防御力重視のものなど,複数の陣を用意できるようになると,本作の面白さがグッと増してくるはずだ。  派手なエフェクトや快適な操作性が注目されがちな本作だが,敵との戦闘やつづら(宝箱のようなもの)の出現などでプレイヤーを退屈させない探索パートや,デフォルトの最大カード所持枚数が大きめに設定されているところなど,細かな点もしっかりと作り込まれている印象。すでに500種類以上実装されている絵巻も,今後さらに追加されていくわけで,じっくり遊ぶにはうってつけのタイトルと言えそうだ。「試しにソーシャルゲームを遊んでみようかな」と思っている人は,ぜひ一度「もののけ大戦“陣”」をプレイしてみてほしい。
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