。 テッセレーションステージにおいてプリプロセスとポストプロセスを担当するハルシェーダとドメインシェーダの2つのプログラマブルシェーダ,そしてDirectX 10で追加されたジオメトリシェーダについても,Mali-T600シリーズは動作がサポートされる。 ただ,Midgardコアには,DirectX 11では固定機能で実現されるハードウェアテッセレータユニットは搭載されておらず,汎用シェーダユニットを用いてのソフトウェア実行になると説明されている。 「ジオメトリシェーダとテッセレーションステージを携帯電話や組み込み機器に利用するなんてオーバースペックでは?」という意見もあるが,実際のところ,アイオン RMT,ジオメトリシェーダおよびテッセレーションステージは,ジオメトリデータ(分かりやすく言えばポリゴンモデルのメモリ占有容量)を最低限に抑えつつ,それでいて高品位でリッチな3Dモデル表現が行える……ということでむしろ歓迎ムードが漂っている。 Mali-T600シリーズはGPGPUにも対応する Mali-T600シリーズのGPGPUソリューションについて解説した濱田拓也氏(アーム メディアプロセッシング部門 ビジネス開発マネージャ) ARMは,Mali-T600シリーズは先進的な3Dグラフィックスレンダリング機能をアピールしつつも同時に,GPGPU用途への利用を強く推奨している。 Mali-T600シリーズは,統合型シェーダアーキテクチャベースとなったことで,その内部の汎用シェーダユニットをグラフィックス用途以外に転用できるようになっているのだ。 対応API/対応フレームワークとしては,MicrosoftのDirectX準拠となるDirectCompute,GoogleのAndroid環境下のRenderScript Compute,そしてEmbedded ProfileおよびFull Profileに対応したOpenCLが挙げられている。 異種混合コンピューティングプラットフォームとしても強く訴求されるMali-T600シリーズ Mali-T600シリーズは,携帯電話やタブレットなどでの採用を想定したプロセッサであるため,そうした機器ではPCのように贅沢に処理目的ごとの専用プロセッサをおいそれと搭載できない。なので1つのプロセッサが多目的に活用できた方がありがたいという風潮がPCよりも強い。それだけにARMはMali-T600シリーズがGPUとしてだけでなく,ディアブロ3 RMT,メディアプロセッサやDSP的な活用ができることを強くアピールしたいわけだ
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