2013年3月15日金曜日

2月18日オープン。秋葉原の新しいゲームイベント施設「ALIENWARE ARENA」を,一足早くチェックしてきた

 DellのゲームPC「ALIENWARE Aurora」を40台設置し,ゲーム大会や体験会などのイベントにも対応できるという,オンラインゲームプレイ施設「ALIENWARE ARENA in アイ?カフェAKIBA PLACE」。オープン前日である本日(2月17日),施設内が公開されたので,さっそくその模様をお伝えする。



宇宙船内部のような雰囲気のスペースに

ALIENWARE Auroraが40台並ぶ


 ALIENWARE ARENAは,柧?秋葉原にあるネットカフェ「アイ?カフェAKIBA PLACE」のフロア内にオープンしたゲームプレイ施設。アイ?カフェの受付がある8階の奥に位置している。
 施設内は抑えめの照明になっており,ALIENWARE Auroraやディスプレイ,そしてラックのイルミネーションだけが煌々と光っているという,まるで宇宙船の内部のような雰囲気だ。

 ALIENWARE ARENAの広さは約100平方メートル。そこに,2×2の並びで“島”が設けられ,それぞれの島に,マシン10台が,5台ずつ向かい合うように並べられている。正確に書くと,向かい合うように並んでいるのはディスプレイと入力デバイスで,ディスプレイの上のラックに,ALIENWARE Auroraが10台鎮座するというレイアウトだ。
 入口からは,40台の大型デスクトップPCが,“島”の上に並んでいるように見えるわけで,なかなか壮観である。
 壁にはALIENWAREのロゴが描かれているほか,DHARMAPOINTやRazerのポスターが飾られているなど,まさにゲームプレイのために作られた空間といった印象を受けた。


 入口から見てスペースの一番奥には大型のスクリーンが設置され,その横には実況用ブースも用意されている。ミキサーなど,Ustream用の設備も標準で備わっており,ドラゴンクエスト10 RMT,イベントを開催しやすいのもALIENWARE ARENAの特徴といえるだろう。
 「一般の利用客もいるのに,ゲームイベントで騒いで大丈夫なの?」と思うかもしれないが,そこは大丈夫。アイ?カフェAKIBA PLACEはビルの8階と7階で営業しており,8階は「騒いでいいスペース」(アイ?カフェAKIBA PLACE)と位置づけられているからだ。ゲームの実況でマイクを使ったり,観客が声をあげたりしても問題ないのである。

 正直なところ,パッと見ではそれほど大きなイベントが開催できるようには見えなかったのだが,改装前,スペースの余裕がなかった時代に,ゲームのイベントで130?150人程度を収めた実績があるという。むしろ,限られたスペースにぎっしり人が入ることで,イベントはより盛り上がるのだそうだ。
 ちなみにALIENWARE ARENAでは,店舗什器の最適化によって,150?200人は入るようになっているとのこと。8階に別途設けられている読書用スペースにスクリーンを設置すれば,追加の観客席にもでき,その場合は300人規模にも対応可能という。

 なお,イベント用の貸し切りは,法人と個人のどちらでも申請可能。4つある“島”のうち,2つだけ借りる,といったこともできるとされている。料金など,詳細は,アイ?カフェのに掲載される予定だ。

40台あるALIENWARE Auroraに共通のデスクトップ(上)。各種ショートカットが並んでいる。「Game」のショートカットからはプリインストールされたタイトルの一覧を開けるが(下),プレイしたいタイトルをインストールすることもできる
 イベントが開催されていないときは,一般的なネットカフェと同様,料金を払ってALIENWARE Auroraでゲームをプレイできる。インストールされているゲームのほか,SteamをセットアップしたUSBフラッシュメモリを差したり,ダウンロードしたクライアントをインストールしたりということも,自由にできるということだ。
 接続回線は,アイ?カフェのスペース用とは別にALIENWARE ARENAの専用線が用意されているそうなので,快適にプレイできるだろう。

 もう1つ,ALIENWARE ARENAでは,協力メーカーやALIENWARE純正のゲーマー向け周辺機器を使えるのも見逃せないところ。40席中10席ではDHARMAPOINT,10席ではRazer,20席ではALIENWARE純正のマウスとキーボード,ヘッドセット,マウスパッドが標準で用意されているので,ゲーマー向けデバイスとはどんなものなのか,いろいろ触って試せるのだ。


 そんなALIENWARE ARENAだが,オープン初日の2月18日から2月24日までの各日,11:00から18:00までに入店した人を対象に,ゲームプレイが1時間無料となる。さらに,ALIENWARE ARENAの利用後,アンケートに回答すると,先着250名にALIENWAREのUSBフラッシュメモリがプレゼントされるキャンペーンを実施するとのことだ。詳細はアイ?カフェので確認していただきたい。


ALIENWARE ARENAの狙いを

デルの添田氏に聞く


 報道関係者向け内覧会では,デルで製品のブランド戦略を手掛ける添田貴嗣氏に,ALIENWARE ARENAの狙いについて話を聞くことができた。

 添田氏によると,ALIENWAREを実際に触ってみたいという声に応えるため,約2年前からALIENWARE ARENAのような施設を作る構想を持っていたとのこと。「安易にハコだけ用意するのではなく,やるなら日本一のものにしたい」と時機をうかがっていたところ,アイ?カフェを運営するカジ?コーポレーションなど,パートナー企業が得られたので,今回,実行に移したとのことだった。
 そういう経緯もあって,ALIENWARE ARENAの運営期間に,いまのところ期限は設けられていない。常設のゲーム施設として運営することで,これまでオンラインゲームに興味のなかった層に触れてもらったり,しばらくゲームから離れていたような人に戻ってきてもらったりしながら,「ゲーマー同士がつながれる場」として機能させたいと,添田氏は述べていた。


 筆者のALIENWARE ARENAに対する第一印象は,「イベントがより映えそうな施設」だった。もちろん気軽にハイエンドのゲームPCに触れられる施設である点も魅力だったが,ここでゲーム大会が開かれるなら,プレイできなくてもちょっと見てみたい,とまず思ったのが正直な感想だ。ゲームを遊ぶだけでなく,ゲームを見るという楽しみ方ができる施設になることを期待したい。

GeForce 7900 GX2リファレンスカード。“2枚重ね”構造になっている

 リファレンスカードは,2枚のグラフィックスカードが重なったような構造になっており,それぞれのカードに1個ずつグラフィックスチップを搭載する。Quad SLIは,2セットのGeForce 7900 GX2カード(とあえて呼ぶ)を用意して,各セットの1枚め(便宜的に「マスター側」とする)と2枚め(同じく「スレーブ側」)を,SLIブリッジコネクタで接続することで実現される仕様だ。

GeForce 7900 GX2リファレンスカードを“二つ”に分割してみた。2枚はほぼ同じデザインだが,マスター側はチップファンのところに穴が開けられており,エアを効率よく吸い込めるよう配慮されている

PCI Express x16インタフェースのすぐ近くにスイッチ用チップが用意されている。赤い丸で囲んである部分がそれだ

 マスター側のカードにはPCI Expressスイッチと見られるチップが搭載されており,スイッチングによって,一つのPCI Express x16バスを二つのGeForce 7900 GX2チップが効率よく利用できるようになっている。
 これまでも,1枚のカードの2個のグラフィックスチップを搭載するカードはいくつか見られた。しかし,それらはいずれも,PCI Express x16バスをPCI Express x8 ×2に分割するというもの。この点,GeForce 7900 GX2カードではPCI Express x16バスが一旦このスイッチチップに接続され,このチップがマスター側とスレーブ側,2個のグラフィックスチップに対して動的にバスの振り分けを行っている。このため,単純に“PCI Express x8化”するよりも,パフォーマンスでは有利というわけだ。

写真左は,チップクーラーとカードの隙間から覗くスイッチ用チップ。中央と右は,PCI Express x16でマスター側とスレーブ側をつなぐものと思われるカードと,それを外して単独で撮影したものである

 また,マスター側およびスレーブ側の双方にPCI Express用6ピン補助電源が必要となる点も,特徴として挙げておくべきだろう。さまざまに配慮されているとはいえ,マスター側とスレーブ側の間にはどうしても熱がこもりやすく,動作中は,長時間触れているのが不可能なほど熱くなっていた。Prime A Galleria64 Quad-SLIでは,Quad SLI用に特別な冷却機構を用意してはいないので,ユーザー側での対応が必要になる可能性もある。

Quad SLI動作には,合計4系統の6ピン電源コネクタが必要。さすがにそんな仕様の電源ユニットはないようで,結果としてPrime A Galleria64 Quad-SLIは,変換ケーブルで対応していた

■Quad SLIはRelease 85世代でサポート

 Quad SLIは「Release 85」世代となる,未公開のForceWare 87.25でサポート。これとnForce4 SLI X16チップセット搭載マザーボード,GeForce 7900 GX2 ×2が動作のための必須環境となる。

ForceWareの「ドライバのグローバル設定」から,ドライバのマルチスレッド最適化を明示的にオン/オフできるようになった。「スレッドした最適化」と,日本語がややおかしいのはご愛敬

 ForceWare 87.25では,これまでのForceWareにはなかった項目がいくつか追加されているが,このうち注目したいのは「スレッドした最適化」である。ForceWareはRelease 80世代で,デュアルコアCPUの恩恵を受けるため,を果たしている。その一方で,3Dゲーム側でも独自にマルチスレッド対応するものが少しずつ登場してきているが,NVIDIAによれば,ドライバとゲームのマルチスレッド対応がバッティングして,パフォーマンス低下を引き起こす場合があるとのこと。このときはドライバ側のマルチスレッド最適化を切る必要があり,rmt,そのために「スレッドした最適化」項目が用意されたというわけだ。(※Release 80世代では,レジストリを直接書き換えることで対応していた)

 さて,このForceWare 87.25は現在のところQuad SLI専用ドライバのようで,比較用に用意したGeForce 7900 GTX搭載グラフィックスカードのテスト環境ではインストールできなかった。そのため,比較対象のテスト環境でドライバのバージョンが異なっている点は理解いただきたい。
 そのほかのテスト環境は表2のとおり。言うまでもないが,GeForce 7900 GX2のテスト環境=Prime A Galleria64 Quad-SLIだ。詳細を知りたい人は,を参考にしてほしい。
 表2を見れば分かると思うが,HDDが異なる以外,ほぼ同じ環境で測定を行っている。現状の3Dゲームは,メモリにいったんデータを展開してから実行されることが多いため,HDDへのアクセスが逐一行われるわけではない。そのため,長くても数分程度のシーンでパフォーマンスを計測する本誌のベンチマークテストで,HDDの違いが直接的にゲームパフォーマンスへ影響を及ぼすことはまずない。とはいえ,異なるのは確かなので,念のため注記しておく次第である。
 なお,使用したディスプレイの違いにより,GeForce 7900 GTXでは,2560×1600ドット設定時の検証は行っていない。


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